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タイプ


リキュール


梅酒

日本を代表するリキュールである梅酒は梅の実を酒類と糖類に漬け、数ヶ月から長いものでは数年熟成させて成分を抽出します。家庭でも手軽につくれることから多くの人に親しまれています。飲酒形態から見ると薬用効果も併せもつリキュールとなります。

薬用酒

薬用酒は、主にみりんに桂皮、地黄、丁子や、サフランなど生薬の草根木皮や反鼻(マムシ)を漬け込んだものをいいます。

果実系リキュール

フルーツを原料としてつくられているリキュールで、香草・薬草系のもつ薬用効果よりも味や香りに重点をおいてつくられています。
あらゆるフルーツがリキュール原料になっているため生産量が最も多く、カクテルや洋菓子製造にも広く利用されています。
果実系リキュールには、ホワイト・キュラソー、オレンジ・キュラソー、ブルー・キュラソー、カシス、トリプルセック、マンダリン、チェリー・ブランデー、アプリコット・ブランデー、クレームド・カシス、メロン、アップル・ブランデー、スロージン、バナナなど沢山の種類があります。

クリーム系リキュール

各種のスピリッツに乳製品のクリームを配合したリキュールです。クリーミーでまろやかな風味のリキュールです。

香草・薬草系リキュール

最も古くから不老不死の妙薬としてつくられてきたリキュールで、蒸溜酒に香草や薬草などの草根木皮の成分を浸出させたものをいいます。
香草などを数種類から100種類以上ブレンドしたリキュールがつくられています。香草・薬草系リキュールには、アブサン、カンパリ、ペパーミントなどがあります。
原料には、アニス(セリ科)、カルダモン(ショウガ科)、クローブ(フトモモ科の常緑樹のつぼみを乾燥させたもの)、シナモン(クスノキ科の常緑樹樹皮を乾燥させたもの)、セージ(シソ科)、ナツメグ(ニクズク科)、バニラ(ラン科)、ペパーミント(シソ科)、ラベンダー(シソ科)などの沢山の植物が使われています。

種子系リキュール

カカオ、コーヒーなどや果実の種子、ナッツやクルミなどの種子や杏の核などの香味成分を原料としてつくられているリキュールをいいます。濃厚な味わいで、ストレートで飲む食後酒として人気があります。カクテルや洋菓子製造にも用いられています。
種子系リキュールには、カカオ、コーヒー・リキュールなどがあります。

特殊系リキュール

上記3つに当てはまらないリキュールを特殊系リキュールと呼んでいます。植物系以外の成分、クリーム、ミルク、緑茶、卵黄などが用いられています。クリーム系リキュールは油分が分離しないよう新しい技術が用いられています。